第4回 女性研究者交流会
平成28年3月1日(火)熊本大学「女性研究者研究活動支援事業(拠点型)」では、
第4回女性研究者交流会を開催いたしました。
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3月1日、フランス・ボルドー大学/ CNRS 常勤研究員の 小田 玲子 氏を囲む「女性研究者交流会」を熊本大学政策創造研究教育センター4F講義室で開催しました。これは、女性研究者研究活動支援事業(拠点型)の一環として、大学コンソーシアム熊本所属の女子学生・院生、女性研究者を対象に、キャリア形成意識の向上を目的として開いたもので、ロールモデルとして、海外の研究機関で20年以上にわたって研究を続けてきた小田氏を講師に迎えました。
日本の大学を卒業後、アメリカMITでPhDを取得。その後、フランスに渡り、ポスドクを経て、国立研究所の常勤研究員として活躍中の小田氏。海外で出産・子育てを経験しながら、自分の研究を続けてきた経験を交え「失敗しても、次のチャレンジをすることで今がある」と話されました。アメリカとフランスとの環境の違いや、フランスにおける子育て支援の厚さ等、「フランスに来て21年、母親、グループリーダー、そして外国人として」をテーマに講演後、参加者からの質問を受け、意見交換を行いました。
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研究所における具体的な仕事内容や女性研究者の待遇なども紹介され、参加者アンケートには「文化の違いと制度の違いを知ることができてとても有意義だった。小田先生からエールを送っていただいたように感じた」、「考えるより、とにかく実行する行動力が印象に残った」、「様々な女性研究者の意見が聞けて良かった。非常に新鮮で刺激になった」等の声が寄せられました。
講師 小田 玲子 氏 プロフィール
フランス ボルドー大学 / CNRS 常勤研究員
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1988 東京大学理学部卒 1994 MIT マサチューセッツ工科大学理学部物理学科でPhD取得 1994~1998 ルイパスツール大学(仏・ストラスブール)でポスドク 1998 ボルドー大学のIECB(ヨーロッパ化学生物研究所)グループリーダー 2000~ 同時にフランス国立科学研究所(CNRS)常勤研究員 専門は物理化学で「脂質系分子集合体の研究」 |
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案内のチラシは、上の図をクリックすると、ご覧いただけます。(PDF:143KB)
女性研究者研究活動支援事業(拠点型)
「女性研究者交流会」のご案内
熊本県内の女性研究者の研究がライフイベントにより中断や遅滞を招くことなくスムーズに遂行されるよう支援し、研究力を向上させることを目的に実施している女性研究者研究活動支援事業(拠点型)の一環として下記のとおり「女性研究者交流会」を開催します。
講師の小田玲子氏は東京大学理学部をご卒業後、マサチューセッツ工科大学でPhD取得、現在、フランスのボルドー大学/フランス国立科学研究所(CNRS)の常勤研究員として国際ラボの仕事に従事されています。この度、国際共同研究室開設キックオフシンポジウムにおける講演・人材交流促進事業のために来熊される機会に、交流会をお願いしました。
小田先生の経験談を直接伺い、少人数で気軽に交流できる貴重なチャンスです。学生や大学院生にもお声掛けいただき、ふるってご参加ください。
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▶ 実施日時: 平成28年3月1日(火) 午後1時 ~ 2時45分 ▶ 場 所: 熊本大学政策創造研究教育センター4F 講義室 (熊本市中央区黒髪2-39-1) *アクセスは、下記 「黒髪南キャンパス」マップ参照(25番の建物) http://www.kumamoto-u.ac.jp/campusjouhou/map_kurokami_2 ▶ 講 師: ボルドー大学 / CNRS 常勤研究員 小田玲子氏 (略歴 チラシ参照) ▶ プログラム ・主催者挨拶 ・講師プロフィール紹介 ・参加者の自己紹介 ・演題 「フランスに来て21年、母親、グループリーダー、そして外国人として」 ・質疑応答・意見交換 ▶ 対 象:大学コンソーシアム熊本加盟の高等教育機関所属の研究者・学生・大学院生 ▶ 参 加 費:無料 ▶ 募集人員:20人 (終了しました)
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