男女共同参画推進キャリア教育講話
タイトル「私のワーク・ライフ・バランス〜豊かな人生を送るために」
日時:平成27年5月29日(金)15:10〜16:00
場所:熊本大学教育学部附属中学校
講師:首藤 剛(大学院生命科学研究部 准教授)
熊本大学教育学部附属中学校で、進路指導とキャリア教育の一環として本学大学院生命科学研究部(薬学)の首藤准教授の出前授業を行いました。講話テーマは「私のワーク・ライフ・バランス〜豊かな人生を送るために」、中学校3年生対象とし、159名の参加がありました。
首藤准教授には、WLBを通して人生をより楽しく生き抜くコツと「選択」の重要性について、ご自身の体験談を交えながら語っていただきました。幼少期〜中学高校時代、進路決定や入試にまつわるエピソードや大学時代の留学経験談、研究者であるパートナーと二人のお子さんとの現在の生活等盛りだくさんの内容をユーモアたっぷりにご紹介。皆さん、時には大笑いしながらも熱心に耳を傾け、特に首藤准教授のライフステージにおける生活時間の移り変わりを紹介する場面では、食い入るように見つめていたのが印象的でした。
また、薬学の専門分野についても説明があり、終始大変熱心に聴講していました。
質疑応答では、研究者志望の男子学生からの質問や今の自分はどうすべきか…等学生ならではの悩みについて相談があるなど、活発な意見が続出。
今回の講演が、中学3年生の皆さんがこれからの進路を考えるきっかけとなることを期待しています。
<学生の皆さんからのコメント>(一部抜粋)
〈女子〉
私が感動したことは「運を運びたければ足を運べ」「失敗はコインの裏側で、成功はその表側だから何度も投げてみよ」の言葉である。この言葉は、色々な事にチャレンジし、度胸や自身を身につける時期である私たちにふさわしいと思った。
〈男子〉
実際に薬学部にいた方の話はとても説得力があると感じました。さらに薬学部に行きたいという思いが強まったし、特徴などが分かってとてもおもしろかったです。その点で僕はラッキーだと思います。これからの自分の生活、勉強などを考え直す、とても良い機会になったと思います。今回講話をしてくださったことに本当に感謝します。
〈女子〉
今の私はたぶん何かしら小さなチャンスが入りこんできてもそれを決断することはできません。でも未来の、もう少し成長した私ならできるかもしれません。しかしその時、自分の基礎がなくてチャンスを逃すのはもったいないと思います。中学のうちにできること、勉強はもちろん中学三年生である今の生活を自分がおもう存分楽しみ、少しずつ成長していきたいです。チャンスを決断できるようにしていきたいです。
〈女子〉
男女共同参画は家庭科で習っていたので意味は知っていました。しかし、それについての具体的な生活面は知りませんでした。それが今回の講話で、家事は大変そうですが、協力して行ったりして学ぶこともあったり、楽しめるということが分かりました。
〈女子〉
基礎学力の大切さが改めて分かったので、それとともにコミュニケーション力も高めていき、人間力をつけていきたいです。自分から行動して、よりよい生活を送りたいと思います。
<出前授業の様子>

